舞台は福島県田村市。
「お米と発酵」をテーマにした
カフェ『nda焙（んだばい）』を始めた仲良しの2人が主人公です。
担当があります！
接客や農家からの仕入れ、打ち合わせを担当するのが、
橋本妙子さん（59歳）です。
一方、メニュー決めや厨房の管理をテキパキとこなす料理長が、
篠崎加奈さん（49歳）です。
玄米コーヒー
カフェでは、自家焙煎した玄米を使った「玄米コーヒー」を始め、
米粉麺や米粉パンを主役にしたメニューを提供しています。
味付けにも米こうじを使用しており、
お米と発酵の魅力がたっぷり詰まっています。
「福島の農家を元気にしたい」という思いで活動しているのです。
妙子さんは夢がありました！
郡山市出身の妙子さんは、
声楽家を目指してレッスンに励んでいました。
しかし、21歳で結婚し、
その夢を諦めることになりました。
5人の子育てと家事に追われる忙しい日々を過ごしていた
妙子さんに転機が訪れます。
2011年に夫を病で亡くし、さらに東日本大震災を経験したことで、
当たり前はない。
生きているだけで幸せだと実感したそうです。
再び歌を学ぶことに！
そして一念発起し、再び歌の勉強を始めました。
46歳で念願の声楽家となり、
被災した子供たちを癒やすために県内の小学校を回って歌う
ボランティア活動を開始しました。
同時に、地元農家から「風評被害で福島の農産物が売れない」と
いう声を聞くようになりました。
そんな状況を目の当たりにし、
「農家が作る野菜やお米の素晴らしさを自分たちの力で広めたい」と
思うようになったのです。
東京出身の加奈さんは！
一方、東京出身の加奈さんは、
26歳の時にインドネシアで雑貨店を起業しました。
その後、飲食業に転職し、
企画や運営に携わるようになります。
2017年にスリランカを旅行中、
偶然妙子さんと出会いました。
帰国後に連絡を取る！
帰国後、聞きたいことがあって妙子さんに連絡を取ると、
「教えるから郡山に遊びにおいで」と
予想外のお誘いがありました。
それをきっかけに福島県を訪れることにしました。
すっかり福島が気に入って通うようになった加奈さんでしたが、
翌年、なんと会社が倒産してしまいます。
福島で農業！
落ち込む加奈さんを見た妙子さんは、気分転換にと
「福島に来て農業をしてみたらどう？」と誘いました。
農作業を手伝う中で、福島の農家の苦労を知った加奈さんは、
「一緒に農家を元気にする仕事をしよう」という
妙子さんの提案に賛同しました。
2人はまず、福島の米を使った甘酒や麺を開発し、
次に玄米コーヒーにも取り組みました。
多くの人にこれらを知ってもらうための場所を作ることを決意し、
田村市の空き家を借りて昨年10月にお米と発酵をテーマにした
カフェ『nda焙』をオープンしました。
お米と発酵 Cafe&Shop nda焙所在地
お米と発酵 Cafe&Shop nda焙
〒963-4312 福島県田村市船引町船引字舘柄33
ＴＥＬ：0247-61-5116
お米と発酵 Cafe&Shop nda焙 Instagram
お米と発酵 Cafe&Shop nda焙営業時間とメニュー！
お米と発酵 Cafe&Shop nda焙
営業時間 午前8時～午後4時
定休日 火曜日・水曜日
米と発酵にこだわったメニュー
玄米コーヒー 500円
とうめし 800円
ダッチベービー（ドリンクとセット）950円
米粉で作った生地に地元の野菜と発酵にこだわった
具材をトッピングした、ピザのような一品です。
麹を使ったソースをつけて楽しめます。
お米と発酵 Cafe&Shop nda焙アクセス！
お米と発酵 Cafe&Shop nda焙
〒963-4312 福島県田村市船引町船引字舘柄33
「磐越自動車道 船引三春IC」よりくるまで約１５分
常磐自動車道田村スマートICよりクルマで約１２分
常磐東線船引駅より徒歩で約２８分
オカンの家カフェ！
オカンの家カフェ！きくやカフェ人生の楽園！里を元気に京都市右京区
人生の楽園お米と発酵のカフェ『nda焙』福島県田村市編仲良し2人のお米カフェ
子育てを終え、声楽家として活動する中で、
愛する福島の農家を元気にしたいと決意した妙子さん。
そんな妙子さんに誘われて福島を訪れ、
新しい夢を見つけた加奈さん。
偶然の出会いで運命が繋がった2人と、
カフェに通う常連客や農家仲間、
温かく見守る家族との交流をご紹介しています。
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